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作:りと
りと


短期連載・りとの癒し系紙芝居~夏の終わりに~
挿絵
8月31日、今日はりなちーの誕生日です。
例のごとくみんなで集まって、楽しくりなちーをお祝いしていました。

水綺ちゃんのつくったケーキを食べたり、みんなでゲーム
をやったり、セクハラ箱太郎を締め上げたり…
楽しい時間はあっという間に過ぎて行きます。


おやおや?
太陽も西に傾き、暑さも和らいできた頃、なんだかあゆあゆがしょんぼりしています。

「どうしたの?」
心配になった愛珠ちゃんが声をかけてみました。

「んー…。今日で夏休みが終わっちゃうと思うと、なんだか淋しくなっちゃった…」

………

そうです。明日は9月1日、2学期の始まりです。
1学期の終業式の時には無限にも続くかの様に感じでいた夏休みも、あと数時間でおわってしまうのです。

……、

………、

遅い梅雨明けの後、すぐにやってきた台風の所為で、お世辞にも「夏らしい」とは言えなかった2003年の夏。
そんな夏でも終わると思うとやっぱり淋しいものです。

みんなの間を、なんだかもの悲しげな空気が流れてしまいます。


「そうだ!これから肝試し大会をやろう♪」

急に元気な声を出したのは水綺ちゃんでした。

…お盆もあけたというのに、今頃肝試し?

一瞬、皆にそんな気持ちが沸きました。
でも、そんなぽけぽけ加減が水綺ちゃんの可愛いところだとみんなは知っています。

「うん、面白そう☆」
「やろうやろう~!!」

かくして皆は、近所の神社に向かうのでした。


連日非常識な残暑が続くとはいえ、やっぱり秋は少しずつ歩み寄っているわけで、スズムシやコオロギの鳴き声と、夏物の衣装に当たる冷たい風は、真夏の夜の肝試しとはまた違った怖さを演出します。

最初は季節はずれの肝試しに苦笑していたみんなにも、なんだか段々緊張感が高まって行きます。

「なんだか怖いね…」
そういう愛沙ちゃんの腕ににつかまった愛珠ちゃんは「やっぱりやめようよ~」と今にも泣きそうです。

…ガクガクブルブル…
あゆあゆと箱は既に遠い世界に旅立ちつつあります。

「お…おれは怖くなんか…ないぜ…、ないとき、なければ、なれ…」
ちーくんは何か呪文を唱えてる様子。

後ろで四季くんが
「なぁ、なんで俺たちこんな手抜きなんだ?」
と、りなちーに問いかけています
「ありえないわ…」
と、返すりなちー。

りとは絵板で多人数を描くのが苦手でした。

「じゃあ、これからくじでペアを決めよう♪ルールは、
ペアでこの神社の奥のお堂まで行って《DANにィ最高》って3回唱えて帰って来て下さ~い。」

相変わらず意味不明ですが、そんなぽけぽけ加減が水綺ちゃんの可愛いトコだと皆は知っています。

かくして、肝試しがはじまりました。