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ソフト名 掲示板のマナーについて(追録第1号)
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投稿者 ryon
登録日 1999/09/27
更新日 1999/09/27
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名前:ryon
タイトル:掲示板のマナーについて(追録第1号)
掲示板のマナーについて(追録第1号)

掲示板のマナーについて(追録第1号)

1.誰のためのルールか?

 「生まれる前から存在し、自分自身が制定に関与しておらず、その内容に納得したわけでもないのに、なぜ、そのようなルールやマナーを守らねばならないか?」という疑問をよく耳にします。何故、人を殺してはいけないか?何故、人の物を盗ってはいけないか?それらの答えを明確に答えられる人は少ないでしょう。これは、現代教育最大の問題であると私は思います。こういった極めて重要な過程の説明を避け、結果だけを詰め込んできた弊害でしょう。
 結論から言えば、この世が弱肉強食であるからです。民主主義と言っても、それは、多数派という強者が少数派という弱者を制する精度です。ただし、争点その他の事情で多数派と少数派は簡単入れ替わるため、弱者をいたぶる制度を作れば、それは強者にとっても自分をいたぶる制度になりかねません。しかし、どのような場合においても、確実に、多数派と少数派が入れ替わることのないと断言できることがたったひとつだけあります。それは、秩序に守られて安全快適に暮らしたいと思うかそうでないかです。秩序に守られたいのならば、その機能を最大限に発揮できるよう各自が秩序維持に協力すべきです。そうしなければ、即座に秩序は崩壊し、安全快適な暮らしは保証されなくなります。秩序の破壊者は、多数派によって排斥されますし、排斥される危険を逃れる権利も認められません。なぜなら、本人がそれを望んでないのですから。秩序に守られることを期待しながら、それを破壊するのは矛盾した行為です。

2.ネットワークにおけるマナー

 ネチケットなどといっても、実際は、一般社会のマナーと内容は同じです。ただ、実社会に比較して見落としやすい事項について、強調してあるというだけです。見落としやすい事項とは何かというと、次のようなことでしょう。
(1)活字しか目に入らず、それを書いた人間の人格を見落としてしまう。
(2)自分の回りの身近な知人との相違を見落としてしまう。
 世代も違えば親しい知人でもない、そういう人になれなれしい口を訊けば失礼に当たります。実社会ではごく当たり前のことですが、ネットワークにおいては見落としがちです。風習の違いなどにも注意を払う必要があります。実社会で違う風習の人間と会する機会が少ないと、身の回りの風習が当たり前と思ってしまう傾向があります。しかし、自分の中の常識が非常識であることもあるので、その辺りには、慎重かつ柔軟に対応する必要があります。例えば、初対面の人に関西系の厳しいツッコミをすれば、喧嘩を売っているのかと思われてしまうでしょう。(関西人同士でも失礼?)

3.マナー違反行為の対処法

 パソコン通信の時代、BBSはネチケットを勉強してから訪れるべきという風潮がありました。マナーを身につけた人だけが楽しめる特別な空間だったのです。実社会の苦労から開放されるために訪れる趣味の世界で、マナー違反の人に気を使わせられるのはたまらないということでしょう。今でもそういった意識を引きずっている人を見かけます。
 インターネット全盛期になって、この考えは改める必要がありそうです。もはや、BBSも実社会の一部と言えましょう。誰もが気軽に訪れることの出来る場所です。実社会で、マナーに反する行為を行う人がいたら、皆はどうするでしょうか?マナーを勉強してから出直してこいというでしょうか?社会はそこまで冷たくないですよね。人生の先輩達が、時には厳しく、時には優しく、時には説教をたれながら、時には静かにマナーを教えてくれるはずです。ネットワーク社会においても同じことと思います。というより、これからそうなっていくのが理想というのが正しいでしょうか。
 もちろん、人を殺してはいけないとか、人の物を盗ってはいけないなどの最低限のルールを守れない人は問題外です。そういう人は即座に排除する必要があるでしょう。ただし、こうした場合でも、目的は秩序の回復であり、加害者の告発や凶弾ではないということは、念頭に入れておく必要があります。




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