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ソフト名 議論のすゝめ
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投稿者 ryon
登録日 1999/05/27
更新日 1999/05/27
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名前:ryon

タイトル:議論のすゝめ

議論のすゝめ

1.発言に責任を持つ

 参加者には、ルールに則って自由に発言する権利があります。それに対
して、他の参加者には、発言の根拠を明確にするよう求める権利がありま
す。そして、発言者は、要求された根拠を明確にする責任が伴います。そ
の際に、他の参加者の助けを借りてもかまいません。最終的に、明らかに
なればよいのです。出来ないのならば、発言を撤回することが必要になる
かも知れません。
 ということを書くと、発言者の腰が引けてしまうかも知れません。しか
し、最初に書いたように自由に発言する権利は全ての参加者にあります。
間違いを恐れる必要はありません。悪意ある発言ならばルール違反ですが、
誤解などの類であれば誰にでもあることです。間違いを指摘されたときに
は、素直に認めて謝罪の一言でも言えばよいのです。とにかく、本人に誠
意がある限り、責任を果たすことは決して難しいことではありません。

2.感情的な発言をしない

 掲示板での意見交換では、主張を完璧に交換しお互いを完全に理解し合
うことなど不可能です。相手の発言に対し、悪意があるように感じること
も少なくないでしょう。しかし、確認もせずに、相手に悪意があると決め
つけてもよいのでしょうか。こちら側の誤解や相手の言葉の選択ミスかも
しれません。相手のミスであっても、冷静かつやんわりと指摘すれば大抵
の事は丸く収まります。それで収まらないような相手なら、議論にならな
いはずです。

3.相手を恐れず、相手の意見を聴く

 「あなたは○○というかもしれないが、〜」こういうのを私は先反論と
呼んでいます。リアルタイムで直接話をしているときにも出てくる言葉で
すから、時間の掛かる文章でのやりとりでは頻繁に出てくるのもやむを得
ないのかも知れません。しかし、先手を打って反論を封じようとするよう
では、既に相手の意見を聴く態度でないですよね。
 こうした行動に出る理由は、反論に恐れを抱いているからでしょう。し
かし、予想しうる範囲の仮定でしかない空想の産物を恐れる必要など全く
ありません。実際には、予想も出来ないような反論が返ってくることが多
いからです。予想し得ないからこそ、相手の意見に耳を傾ける意味がある
のです。
 きちんと手順を踏んで議論する限り、主張内容に間違いがあっても、そ
れはやむを得ないことです。理解ある人たちは分かっています。大事にす
べきは、善良で寛容な人達の方です。殴られるのが怖くて防御のつもりで
ファイティングポーズを取ったことが、逆に攻撃的な態度に出たと見なさ
れることになりかねません。間違いを罵られることを怖がるあまりに発言
が刺々しい内容になっていないでしょうか。
 議論が進んでいく方向をコントロールしようとするのは傲慢でしょう。
相手の意見を聴く気があるのならば、方向は成り行きに任せるしかありま
せん。重要なことは、どういう方向に進もうとも、それぞれの場面におい
て、冷静かつ公正中立な判断の元に発言できるかどうかでしょう。

4.悪口を言わない

 「これだから公務員はどうしようもない。」そういうことを言われたこ
とがあります。私の職業がどうであろうと、それは個人的なことであって、
他人にとやかく言われる筋合いはありません。だいたい、「公務員=悪」
と決めつけているのは偏見です。一部にそういう人がいるのは事実でも、
公務員の何%が悪人なのか知っているのでしょうか。それが民間会社員の
比率と比べて著しく高いというデータを持って発言しているのでしょうか。
・・・という風に言われた方はとても不愉快です。主張とは全く関係ない
ことで不愉快にされることは議論には必要ないことです。
 特に相手を馬鹿にしたような発言は慎むべきでしょう。自分の主張が聞
き入れられないからといって、それを相手の理解力不足のせいにして、相
手を見下したような発言をすることが多々見られます。相手を非難する前
に自分の説明に落ち度がなかったかじっくり考えてみることです。

5.参加者全員で盛り上げる

 掲示板は参加者全員で作っていくものと思います。自分の発言が必要で
あると判断される場面において発言することは、ギブ&テイクのギブに相
当する参加者の義務であると思います。それが出来ない人は、掲示板から
情報を得ることを期待するべきではないでしょう。



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