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The Enigma of Japanese Power
ジャンル: ペーパーバック Dewey Decimal Number: 306.20952 ISBN: 0679728023 レーベル: Vintage Books メーカー: Vintage Books ページ数: 524 発売日: 1990-06 出版社: Vintage Books スタジオ: Vintage Books この商品を買った人はこんな商品も買っています
レビュー カスタマーレビュー 曖昧なにっぽん 本書では、日本という国は、首相が首相にふさわしいだけの権力もない。 政府の権力の所在が、官省上官や経済団体、利権議員等からなる"アドミニストレーター(管理者)"によって操作され、この操作可能な日本の法を、著者は"システム"と呼んでいる。 このシステムを牛耳る彼ら自身、最終的な責任を負う者でないため、著者は日本を「説明責任を負う機関が無い」といっている。 彼らの被支配者層はまた、徳川時代から培われた、権力には逆らえない無抵抗・無能力化を教育された。他国では当たり前の、法律以上の宗教的信条を骨抜きにされ、法律が最高的信条に置き換えられた。また学生の制服や合唱、整列、社訓等、集団的強制行為を涵養し続けることで、"集団に従う"ことが、"和をもって尊し"という日本人的美質という美名に隠れ、個人の主体性を骨抜きにされている。 だから被支配者は、政治に不満を持っても政治的知識に事欠く。知識をもっても、どこへどう責任を追及するか、またその労力を考えると途方にくれてしまう。これらがすべて故意に仕組まれた「システム」なのである。 今の日本も、本書が刊行された当時からあまり変化が見られません。 政治に関心のある人が、日本と向き合い考察するのにたいへん参考となると思います。 上下2巻あり、文章は硬質でやや難解です。忙しい方には著者の『人間を幸福にしない日本というシステム 』をお勧めします。 受けてきた教育に対する疑問。 最近なぜか自分が受けてきた教育、常識といったことに何か感じることがあり、アマゾンのリンクをたどりこの本に出会った。 ネットとアマゾンがなければ手にすることはなく感謝しています。 知らないまますごしていた、または知らないほうが能天気に幸せだったのか? 読んでいて脳みそがナイフでえぐられるようなショックを受けた。 日本の権力構造はどうなっているのか?我々はどのように「養護」されているのか? 確かに客観的に「外人」の視点を自分で持ち、自分の頭で考えてみると思い当たることばかり。 日本も北朝鮮と対して変わりがないことに気づいてしまいます。 受けてきた義務教育での、制服、坊主強制、体育祭での行進、組み体操、合唱コンクール、校歌斉唱、校旗掲揚、集団のシンボルとしての校章などなどすべてシステマティックに権力に服従すべく調教されていたことを思い出し、吐き気すら感じてしまいました。 我々は一部の支配階級を除いて権威に従順になるべく調教させられています。 「忠犬ハチ公」が美談とさせられているのもよくわかります。 最近では契約社員やフリーターも問題になっていますが、そりゃそうだろうよと。 権力構造が低賃金でこき使えるようにそのようなシステムを作り出し、そうなるべく教育されており、解決方法を考えることができないように「教育」されてきたんだから。 読んでいて泣きそうになった一文を最後に 教育の目的は「テクノ=メリトクラート(試験評価で選抜された専門技術者)制には必要な、士気と技術を持った労働者階級を養成することである。テクノ=メリトクラート社会には、厳格な身分制と細かい調整の行き届いた組織社会という環境の中で、着実にその能力を発揮できる社会意識を持った個人が必要だからである」 自分の人生や幸福に何の疑問を抱かない人は読まないほうがいいかもしれないです。 池田大作井伊直弼始皇帝 野党の問責は福田内閣に対するイジメ・・・?アンタらずっと国民をイジメて きたじゃないか!!秋葉原通り魔事件も自公のせ・き・に・ん!!! あまり愉快ではない労作 「労作」と認めざるを得ない内容だ。これほど日本社会の実相を網羅的に分析した本もないだろう。ただ読んでいて不愉快になる作品でもある。「外国人の書く日本論」の特徴も、また網羅されているからだ。外国人の日本論の基本的特徴は、、日本人に「自律性」が欠如していることを何とか立証しようとすること。自律性とは倫理的自律性のこと。「良心」とほぼ同義。欧米的な市民社会を支える自律性が無いとするのだ。問題はどのレヴェルで欠くかだが、1、人種的に欠く。2、伝統的・宗教的に欠けている。のどちらかに分かれる。1は隠されていることが多い。しかし2と1は大差ないとも思える。2は変えようの無い国民性だからだ。どちらも背後に人種的・宗教的偏見がある。自律性が欠如している以上、日本人は危険であり、欧米人に支配され管理されるべき、という欺瞞的論理に行きがちなのだ。 もう一つは「日本人には思想的統合性=一貫性が無い。」とするもの。サイデンステッカーがそういっている。(良心も統合性も普通にある。偏見もいいところだ。) およそ外国人(日本人も含むが、特ににアメリカ人。)の「XX人論」は、その時点での当該外国人の母国のXX国へのフラストレーションが反映されており、支配・侵略の正当化であるものが多い。本書はその一典型である。 絶句 この本は、僕にとってかなり難しい本だけど、ともかく読みきって、いろいろと考えさせられた。あまりにも内容が深いので、絶句。またいつか読んでみないと。 |